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四十九日に贈るお悔み・お供えのお花

年忌法要や四十九日などお悔やみお供えのマナーは、なるべく間違えたくはない場面かと思います。四十九日(49日)の法事法要のマナーとお花の選び方などをご紹介しております。 その他オススメのお供えフラワーアレンジメントなどを下部でご紹介しておりますので、そちらもご覧ください。

お花の選び方

四十九日までは白い花のみで用意することが多く、差し色を加えるならば青や紫が無難です。 他の色を入れる際は淡い色に留めましょう。

バラなど刺のついた花や香りのきつい花、彼岸花など毒を持つ花材は好ましくありません。 しかし、故人様の生前好きな花だった場合などはこの限りではありません。 親しい友人や親族であれば故人様の好きだった色や花を取り入れても失礼にはならないでしょう。

ご遺族様の中には「白の花を用意するのが当たり前」とお考えの方もいらっしゃるかもしれませんので、そういった点にも配慮が必要です。 「生前好きだったピンクのお花を贈ります」や「◯◯さんのような向日葵をお供え頂ければと思います」など一言添えるなどしてみてはいかがでしょうか。

お花の相場

四十九日に贈る花は 枕花 同様そのまま飾って頂けるアレンジメントがオススメです。 故人様との間柄によっても金額に差が出ますが、5,000円~15,000円の予算で用意する方が多いようです。

お花を贈るタイミング

「葬儀に参列できなかった」、「葬儀に花を手配し忘れてしまった」 などの理由で後悔される方もいらっしゃるのではないでしょうか。 でも焦らなくても大丈夫です。四十九日までにお花を贈られてもけして遅くありません。

四十九日法要の日にちがわかっている場合は、法要の前日がよろしいかと思います。 法要の当日だと法要中にお花が届いてしまうこともあり、受け取りが困難な場合もあります。余裕もってお届けの手配をしましょう。

メッセージ・札の例文

  • 謹んでお悔やみ申し上げますとともに、心よりご冥福をお祈り申し上げます。
  • ご家族の皆様のお気持ちを思うと今は言葉がありませんが、どうぞお悲しみのあまりお身体を壊されませんよう、心よりご冥福をお祈り申し上げます。
  • ご生前のご厚情に深く感謝するとともに、心よりご冥福をお祈り申し上げます。
  • 謹んでお悔やみ申し上げます。お伺いできず残念でなりません。心からご冥福をお祈りいたします。
  • 謹んでお悔やみ申し上げます。心ばかりのお花ですが、ご霊前にお供えいただければ幸いです。
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四十九日のマナーについて

四十九日の法要の準備やマナーについて、ご紹介します。

四十九日はいつ?

まず四十九日の数え方と実施日は、一般的には亡くなった日から数えて49日目となります。
(例:4月1日 命日→ 5月19日)
中には亡くなる前日を1日目とする数え方もあり、地域や宗派によって異なりますので、調べてみましょう。

四十九日法要はいつするのが良い?

本来は49日目に法要を行うのが良いです。 上の例だと4月1日が命日の場合、5月19日に法要を行うのがよいでしょう。 ですが、平日に当たってしまいご家族・ご親戚が集まりにくい場合は土日にずらしても、問題ないです。 その場合は四十九日に該当する日よりも後に倒すのではなく前に繰り上げましょう。 ちなみに葬儀や告別式の日に、六曜の「友引」は避けた方がいいという風習がありますが、四十九日などの法要に関しましては特に気にする必要はありません。

四十九日のいろいろな手配

四十九日の案内について

四十九日法要を行う際、親しい家族・親せきだけで行う場合は電話連絡でも問題ないです。人数が多い場合には案内状を出すのが、丁寧で間違いがありません。 案内状は先方の都合も考えて1ヵ月前までには到着するように送ります。法要を行う際、施主は引き出物や会食の準備のため、出欠を確認する必要があります。なので、案内状に切手を貼った返信用ハガキを添えるか往復ハガキを利用する場合があります。返信の締め切りは法要の2週間前頃にすれば準備しやすいかと思います。 結婚式など慶事の案内同じように、案内状の書き方は「。」「、」などの句読点を使わず、句読点の代わりに一文字あけ、行頭を揃えた縦書きで書きます。

案内状の例

僧侶について

日時の調整と会場の手配と同時に、僧侶にお勤めのお願いをします。僧侶の予定もありますので、できる限り早めに依頼しておくのがよろしいかと思います。お墓や納骨堂の準備ができている場合は、四十九日法要と同時に納骨法要も併せて相談します。

四十九日のお布施について

お布施に決まった相場というものはないようですが、実際に失礼の内容にしたいのが本音です。なので実際にいくら包めばよいのか、悩まれる方も多いと思います。

お布施の相場

四十九日法要でのお布施は、3~5万円程度のことが多いようです。 法要のお布施の一般的な相場は葬儀の際の10分の1ほどと言われています。 もし金額について心配な場合は、葬儀と法要の打ち合わせの際に葬儀社やお寺に確認するといいでしょう。 法要後に僧侶が会食にご一緒しない場合は御膳料として5千〜1万円程度、 会場が僧侶のお寺と別の場合はお車代として5千〜1万円程度を同時にお渡しします。

お布施の書き方

四十九日のお布施の書き方は、原則として葬儀の場合と変わりません。 お布施袋は量販店で売っているもの、もしくは無地の封筒を使用してもかまいません。無地の封筒を使用する場合には郵便番号欄がないものを選びましょう。文字を書く際は濃墨や濃い筆ペンを使用します。 表書きには中央上部に「御布施」と書きます裏書きでは、封筒の左下に住所と金額を書きます住所を書いた左側にお布施の金額を記入します。3万円の場合、頭に金を付け「金参萬円也」というふうにします。数字は旧字体の漢数字で書きましょう。お布施も縦書きがよいでしょう。

四十九日に招かれた時のマナーについて

お香典

金額を決めたら、お札を用意します。四十九日の香典の場合には、お通夜や葬儀では避けられている新札でも問題ありません。 四十九日のお香典の金額は、故人との関係性や地域によって異なりますが、葬儀より少し低くなります。一般的に親族は10,000円~50,000円、友人や知人は3,000円~10,000円程度です。

服装

四十九日法要では、「平服でお越しください」とあっても年齢、性別に限らずラフな服装はマナー違反です。 規模によっても異なりますが、一般的に法事・法要での服装は、略式礼服の着用がマナーです。女性は、黒のワンピースやセットアップまたはスーツなどを選びます。黒のストッキングにシンプルな黒のパンプス、バッグなどを合わせます。男性は、光沢のない黒の礼服に白のワイシャツと黒いネクタイを合わせます。 お子さんは制服がある場合は制服を制服がない場合は華美な色やデザインは避け、黒や紺など落ち着いた色合いやデザインが良いでしょう。

四十九日の意味や由来

四十九日の意味や言葉の意味ついてご紹介します。

四十九日の法事法要とは

四十九日は、初七日から七日ごとに受けたお裁きにより来世の行き先が決まるもっとも重要な日で、「満中陰(まんちゅういん)」と呼ばれます。 故人の成仏を願い極楽浄土に行けるように、家族や親族のほか、故人と縁の深かった方々を招いて法要を営みます。 そして、この日をもって、「忌明け(きあけ)」となるので、法要後、忌明けの会食を開きます。

仏教では人が亡くなってから次の生を受けるまでの時間が四十九日間とされています。 日本では亡くなった方があの世へ旅立つまでの期間という解釈が多いですね。 浄土真宗では亡くなると同時に浄土(仏がいる国)へ旅立つとされているため、 四十九日までの間は故人を思う時間と捉えられています。 慌ただしく葬儀を終えたご遺族の心を慰めるには、 このタイミングでご霊前花を贈るのが最適なのかもしれません。 法要は忌日(きび)の当日に行うのが理想ですが、実際には参列者の都合もあり、最近は週末に行うことが多いです。法要の日をずらす場合は、遅れてはいけないとされています。忌日より早めに行うならば、何曜日でもかまいません。 四十九日は、それまで喪に服していた遺族が日常生活にもどる日でもあります。

御霊前と御仏前の違いは?

よく法要事の香典袋の表書きを書く時などにどちらを書けばいいのか?と悩まれることかとは思いますが、これは仏教においての一つの考え方が現れており、また同じ仏教であっても考え方の違いにより用いられないこともあります。

御霊前
仏教の教えでは、人の死後から四十九日までの間は、「霊」として考えられており、霊である魂をこの世で静め、仏になる準備をされていると考えられています。 ですから霊を信じる宗派の場合は、四十九日までの間は、御霊前と考えるのが一般的です。
御仏前
御仏前は、四十九日を過ぎ、霊である旅を終えられ、仏様となった時からこの御仏前という言葉を用いるようになります。 なので四十九日以降の法要は全て御仏前を用います

しかし同じ仏教の教えであっても、浄土真宗、日蓮正宗の考えでは霊の存在を認めておらず、人はすぐ亡くなれば仏様となるとされているので、これらの宗派では通夜や告別式など、四十九日前であっても御仏前を用います。

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